弱さと強さ | 喜怒哀楽キャンパス

弱さと強さ

自分の弱さが

まるでないかのように

人に見せること自体に、

無理がある。

弱いところは弱い、

未熟なところは未熟、

そういうところも見せて、

人と付き合うことに

何の間違いがあるだろうか。

でも、なかには、

それが出来ない人もいる。

自分の弱い姿は、絶対に見せたくない。

でも、不思議なのは、自分を強いと見せて、

本当は弱い人が、その弱さにつけ込まれること。

逆に、こんなところが弱いんだよ、

と見せる人は、別の部分が強いから、

誰かにつけ込まれたりすることもない。

だって、弱いところを

見せられる強さがあるから。

弱さを見せられないのは、

強さじゃないことに、

気づかなくちゃいけない。

しかし、弱さを見せるというのは、

弱音を吐くのとは違う、

何も出来ないとも違う。

こんな強さもあるけれど、

こんな弱さもあるんだよ、

と正直に見せること。

それは、付き合ってくれる人を

勘違いさせないため、こちらの強さを見て、

付き合おうと思ってくれるなら、

その思いが本気かどうかを最後は、弱さを見せて、

判断してもらうわけだ。

そして、弱さに向き合い、

それに付き合う本気があるかどうか、

最後に試されるのは、自分自身。

その本気がない人には、

強さも、弱さも、それが何か、

きっと分からない。