自由と責任 | 喜怒哀楽キャンパス

自由と責任

「何でも好きにしていいよ」

と言われて、喜ばない人はいないと思います。。

ただ、その後に、

「その代わり、自分で責任をとって。」

と言われると、その好きにすること自体が、

それほど、居心地のよいものでは

なくなってくるのではないでしょうか。

子供に対して、

「何でも好きなようにしていいよ。

 その代わり、

 これからは自分で働いてね。」

と言うのと同じかな…。

こんな話があります。

息子の一人が、

自由になりたくて、

父親に頼むのです。

「自分が相続するはずの財産を、

 今自分に分けてください。

 そうすれば、あとは、

 自分で生きていきますから…」と。

その息子は、やはり、

自由を手に入れたという浮かれ気分で、

その財産を湯水のように使っていきます。

そして、何もかも失った時に、

責任を忘れていたことに気づくのです。

多分、自由に憧れているだけの時は、

その責任を誰もが忘れています。

私たち大人も、また、

その大人のもとで生活している子供も、

自由ばかりが輝いて見えるから、

そうなってしまうのではないでしょうか。

自由は責任とセットである。

それを理解すれば、

やはり自由は楽しいものです。

自由を満喫しましょう。