ずばり、面白い話。 | 喜怒哀楽キャンパス

ずばり、面白い話。

ある人の中学時代の話・・・


その人の通っていた中学には双子がいた。


ただ、その双子は特に仲が良いわけではないので、

学校で彼らを双子と強く認識させられることが少なかった・・・


その人とその双子は、共に野球部。

ある日、野球部のあるメンバーが、へまをした。

おっかない野球部顧問は、いつものように連帯責任。

全員びんただ。


「ばっっかやろー!!おまえら全員、こっちに並べ!早く!!」


無垢なる(推定全員DT)中学生野球部員は、

足早に野球部顧問のもとに駆けつけた。

あぁ、偶然ってなんて恐ろしいんだろう。


あんまり仲の良くない双子が、よりによって

その時隣に並んでしまったのだという。

並んだことによって、双子ふたりの後に続いた野球部員は、

他の野球部員より、倍損をした。


「歯を食いしばれ!」バチン!

「歯を食いしばれ!」バチン!

「歯を食いしばれ!」バチン!


と。ひとりづつびんたされ、

続いて双子のひとりの番になった。


「歯を食いしばれ!」バチン! 続いて双子ふたりめ。

「歯を・・・・ん」


その時、野球部顧問は、パニクった。


(あれれ・・さっきなぐったやつがいる?

えぇい、でも俺は怒っているんだ!)


「歯を食いしばれ!」バチン、バチン!

「歯を食いしばれ!」バチン、バチン!

「歯を食いしばれ!」バチン、バチン!


・・・双子から後の野球部員は、パニクった野球部顧問により、

二度づつびんたされることになりました、とさ。


人間って、かわいいね。



いや、そんな落ちじゃなくて。


やはり、これは日常の洞察力がなせる技。

客観的にその双子および野球部監督を観察していたから、

中学時代の古い話でも鮮明に覚えている、というわけ。

私らは、何も笑いをネタに食っているわけではないので、

もちろん、もっとささいな事でもいいんだと思う。


つまり、アンテナはってっかー!


ってことを、ずどーんと言われた気がしたです。


しかも、そのアンテナの感度、バリ3かーって事です。

左脳ばかりのアンテナだと、だいたいつまらないので、

右脳アンテナもはっときましょーよーって事ですね。

アンテナを立てろ、しかも感度(センス)の良いアンテナを。